2006年01月07日

昨日はまた達也に会ってしまった…(2回目)/浅井様渋谷AX

いや、ライブの途中で薬飲みにロビーに出て、ついでに一服してたらば。
しかし音楽系仲間かお取巻きかわからん人たちの輪を突破して声かけたりサイン求めたりできないチキンな私。
至近距離で見ると達也の顔はけっこう可愛いことに気が付いたり気さくそうだったりと、無駄なことは観察してきたのだけど。


昨日はやさい酔いしたような状態で帰宅し、それからできうる限りの速さで眠りについてしまった私ですが、『SIBERIAN MADNESS GIGS FINAL』に逝ってきたので、お約束なエントリ。.
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んでどうでもいいけど、やさい仲間のMちん情報で、帰宅後ポストをあけてみたら会報が確かに届いてた。しかもその中に年賀状が同封されていた(笑)。インタビュー記事(会報なんでいじわるな質問とかがあるわけじゃなくて、お題に答えるって感じだけど)では、冬眠後のSherbetsのこととか、どんな音を作っていきたいか、とか、新年号だからか冬眠明けだからか、珍しく真面目な内容になってた。
メジャーシーンに対してのやさいの言葉、「だからライブとかが大事なんだわ。絶対落とせないんだわ。特に俺んたちみたいな存在は、有無を言わせないものを見せないと!」ってすごいかっこよかった。そういう自分(たち)の見せるものへの絶対的な自信というか、意地というか、そんなものが迫力になって、音やステージに圧倒的な存在感を与えてたんだな、と思った。あとは先日のSSTVの特集で言ってたような、「製作していく動機はすごくシンプルなものでいいし、逆に他はいらない」って感じのことを別の言葉で言ってた感じでした。
その辺読んでて、お約束に近い状態で半泣きしてたんだけど、ここんとこ自分なりに色々戦っている中、この言葉ややさいのライブに正面から向き合えるくらいには私も腹が座りました、と思ったり。
漫画と音楽で何をどう競うのか、とか言われそうだし、そもそも自分が共感する素晴らしい先駆者に対して「いつか越えてやる」とか私は特に思わない方で、「普通はそういう仮想敵作って到達目標にしない?」と人に逆に問われたりなのですが。自分の中から物を創ってそれを商売にしているという点ではまあどのジャンルも同じかなと思うし、私は書くのが野暮なくらいやさいに心酔しているわけですが。でも、だからこそ彼らの腹の座った言葉やステージに対して思うのですよ。「つまんねーものを描かせて頂いてるチンケな漫画家風情でござい」とかそういう卑屈な心構えや態度で彼らやその音の前に立ちたくないって。
何がどうあろうと、やりたいことが本当に読者様の誰にも受け入れてもらえないのかどうかは後から考えればいいことで、やりたいことを形にできるように常にがんばっていけばいいじゃん。それで足りないスキルがあったら、自分なりの形で身に付けていけばいいじゃん。でもそれは辛くても根っこには「やりたいからやってる」って楽しい気持ちを持ってないと意味ないじゃん。そんな感じで少し腹座りました。遅いよね。
こういう心構えは非常にアマチュア精神満載で、鼻で笑われそうなものなことは痛い程知ってるけど、これでやっていけないならやっていかなくてもいい。少なくとも描いてる間くらいはこういう心境で逝って何が悪い、と思うわけです。



さて、昨日のやさいさんですが。
一曲目でいきなり「並木道」ですごいフェイント。ちくしょう泣くじゃないか。
やさいはこのツアー中、風邪?で声出てなかったらしいけど、確かに音域変えて歌ってたり「ひとつの音でしばらく歌う」という逆に器用なことをしてたけど、でも恵比寿リキッドで感じたぎこちなさは消えてて、今の精一杯のSherbetsを見せて頂いた気がしました。


特に印象的だったのは、「チャームポイント(『AURORA』に入ってる)」が物凄く様変わりしていたこと。私の中で『AURORA』は初夏あたりのイメージの強いアルバムなのですが、「チャームポイント」とか「ボーリングクラッシュ」って、「幸福で楽しかった現在」というねじれた時間(というか意識)構造をもった曲として捉えていたんですよ。実際、アルバムでは、透明な分すごく儚い印象が強いです。すごく明るい曲なのに。
そのせいかもしれないけれど、この2曲は「幸福感ではしゃぎ回りながらも、その瞬間が過ぎたらそれはもうどこにもない過去の失われたものになってしまうことをどこかで知っている」という心象風景でしか捉えられなかったんですよ。
でも、昨日聴いた「チャームポイント」は、「先のことなんか知らないけれど、でも今は確かに最高で、それ以上何を望むんだ?」という力強さに満ちてました。透明感はそのままに、Sherbetsは解凍後、過ぎ去る心象風景に対してまで腹が座ったんだ、と思いました。
あと、仲田さんも外村さんもすごい楽しそうだったのが私にはすごく嬉しかった。


先日のSSTVの特集や会報なんかでも、冬眠に対するメンバーそれぞれのわだかまりのようなものが垣間見えたり、恵比寿リキッドでは解凍後の戸惑いのようなものを感じたのだけど、ツアーラストのこのステージでは全然違うSherbetsになっていました。会報で久美たんが「久しぶりっていうのは仕方ないし、心を入れてやっていくしかない」って言ってたけど、実際『Natural』や今回のベストでの再録、そして今回のライブツアーは、ひとつのバンドをもう一度組み立て直していくような作業だったのかもしれないな、と思います。

昨日、その現場に立ち会えてよかったです。
(そして「10本限定サイン入りポスター付き」に引かれてついセクシーストーンズにお金を落としてしまったわたくしでした)

posted by deco at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 浅井健一関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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