2006年06月01日

デジ無印1話で大泣き◇『デジモンアドベンチャー』のこと

いやね、今日からANIMAXで放映始まったんですよ。
DVDも持ってるから、チェックする必要は物理的には無いんですが、毎週1話っていうのが本放送感覚でいいっていうか。
特に私はこの番組、途中から見出して、その前の部分はレンタルビデオで観たので、その思いは格別であります。

もう数年前に終わってる番組なので、ネタバレも何もないと思うので書いちゃいますが(これから初めて観ようと思ってて、展開を楽しみにしてるのでネタバレいやーんな方は、以下は読まないでください)。.
.
「これが7人の子供たちの長くて短い夏休みのはじまりだった」
って、登場人物最年少のタケルが大人になった後に書いた小説のナレーションなんですよね。

これからファイル島編とかはそれぞれのパートナーデジモン進化エピソードの消化になるので、特に劇的な展開も無いっちゃ無いんですが、その辺がきちんとターゲット層を子供に置いて丁寧に作ってる感じがして私は嫌いじゃないです。
いや、そんな感じなので、開始そうそうたるい展開とかいう意見もありかな、と思うのですが、だからこそ長くてそして短い(これは物語の最後でわかります)冒険なんですよね。そしてそれを物語として語らずにはいられず作家になったタケル(←多分制作側はそこまで深く考えてない)、とか、それからのみんなの冒険のこと、とかを思うと、このナレーションだけでボロボロと泣きが入ってしまったのでした。

ああ、私やっぱこの子供たちやデジモンたちの物語好きでたまんないんだわ。
多分彼らがデジタルワールドに拉致られた(笑)瞬間、私の心も一緒に拉致られてしまったのかな、と思う次第です。


当時、デジモンはポヶモンの後追いパチモン企画とか言われてましたが、決定的に違うところは多分(ポヶモン観たことないんですが)、子供達とデジモンとの絆や、彼ら全員の成長を描いた物語だったことだと思うのです。
そして、それが決して教訓臭くないところが、良質なジュヴナイル(最近はその定義も変わってしまったようですが)であり、ファンタジーだった所以だと思ってます。
ちなみにその一点において、ヴィクトリア期に書かれた『ピーターパン』はラストが大嫌いなのですが、ネバーランド自体の魅力は否定しません。
異世界もので良質だな、と私が思う基準は、たとえばその世界がどんなに残酷で醜くても、冒険の後、その世界を懐かしまずにはいられないような魅力が世界そのものにあるかどうか、だと思っています。その点で、ネバーランドと同じくらい、デジタルワールドは私にとって麻薬のような魅力を持っています。

そして、そんな世界での冒険をくぐり抜けてしまった子供は、成長との引き替えに何かを失ってしまうのではないか、とも思ったりします。
たとえば『指輪物語』で、ビルボやフロドが結果的にホビット荘での普通の生活には戻れなかったように。
そして、そんな喪失感が特に激しかったのが、最年少だったタケルとヒカリで、02(続編です)では新たな主人公たちの道標的な役割でありながら、逆説的に影が薄かったんじゃないかとか色々思うのです。
そんなタケルがデジタルワールドを脇に置いて現実の生活に戻れるはずもなく、作家としてその物語を反芻する人生を送るのは、私にとってとても自然なことだと思えましたし、何て哀しくて寂しい子なんだろう、とも思ったりしました(ちなみに他の子たちの大人になり方は全く納得行ってません)。
そんなタケルが、今日の放映ではまだ屈託なく笑っていて、私はそれをちょっと切ないながらも嬉しく思いました。


いやその。
所詮アニメのキャラですが、続編までびっしり2年も観てるとあたかも知ってる人たちのような気がしちゃうんだよ!


あと、ここでの太一は紛れもなくリーダーだったとか、空さんはかっこよかったとか光子郎はやっぱりおたくだったとか色々感慨深く思うわけですが

「ぼくはずっとずっとたいちをまってたんだ」
「ぼくがたいちをまもらなきゃいけないんだ!」
というコロモンの台詞には、毎度ながら泣かされます。
他の自生デジモンと違って、パートナーデジモンって選ばれし子供のために生まれてくるんですよね。だからパートナーへの思いも絆も格別で、そこが見どころのひとつでもあったわけです。なんでもパートナーとそっくりな性格で一緒に成長していくパターンと、パートナーの欠けている部分でできたような性格で、互いに補い合いながら一緒に成長していくパターンのどちらかだったように思います。
そんな彼らが長い間待ち焦がれていたパートナーと出会えた嬉しさは、この大変簡潔な演出でも痛い程伝わってくる感じです。
ま、FSSのファティマと騎士との関係とも似ていて、ある意味都合のいい存在、と言われればその通りなんですが、だからこそ思うのです。
子供達と別れた後、いわば造られた存在であるパートナーデジモンたちはデジタルワールドに適応して、他のデジモンたちの間で生きていけるのだろうかと。
そんな切ない存在でもあることを、製作側は計算していたのでしょうか?
…と、そのあたりの設定にまんまと虜にされてしまった私としては、考えずにはいられないのでした。

これから番組としては約1年、子供達にとっては夏休みの間の冒険が始まります。本放送時と同じ時間の流れで、これから私も彼らの冒険を再び見守りたいと思います。
これ1999年の選ばれし子供たちだから、大半がもう大学生なんだよなー。


つーか録画予約してて気付いたんだが放映毎日あるみたいで、私の↑の感慨はどこへ持って行けばいいんだ−−−−−!
posted by deco at 23:53| Comment(11) | TrackBack(0) | 書評とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大半が大学生>
 うっ。もうそんなですかね!?02組ばかり気にしてたから気がつかなかった…。
Posted by うさお at 2006年06月02日 23:48
大半が小5で約7年…あ、大学受験してる頃か
丈先輩が大学生になってるくらい?
ちょっと計算間違えちゃったっす☆
02組は伊織くん残して厨房ですねー。

今日はアグモンがグレイモンに進化しました。
次回は恥ずかしい兄の恥ずかしい行いのせいで、ガブモンがガルルモンに進化です。


…シャアネタでも思ったけど、兄って生物は恥ずかしいことが多いんでしょうか。
Posted by deco at 2006年06月03日 01:33
>兄の恥ずかしい行い と言えば。。
ミハエルが有罪となった4つの理由・・ (´・ω・`)
Posted by だ・ぞ(・∀・)っд`) at 2006年06月03日 02:01
一輝にいさんも恥かしいんだお!
Posted by 福澤あゆみ at 2006年06月03日 03:11
…デジ記事にコメントがいっぱい!と思って喜んで来てみたら、変な兄ネタ…orz

>だ・ぞ(・∀・)っд`)さん
「ミハエルが有罪となった4つの理由」
…細かい(笑)。
確かに誰が見ても事故だとは信じないような事故でしたが。

>あゆみ様
確かいつも温泉入ってる人ですよね?
一応コミックス読んでみた時に頭かかえたっちゃ。
テリブル聖闘士。
Posted by deco at 2006年06月03日 15:13
少なくとも物語にはろくな兄がいないな。
Posted by peter@リアル兄 at 2006年06月03日 21:04
>peter
そうかそういえばリアル兄だった

あ!
ジュドーはわりといい兄だったんじゃないかと!
富野史上最高の部類に入るいい兄だったんじゃないかと!
赤い兄さんはジュドーのDQNパンチを察知して姿を消したんじゃないかとちょっぴり信じてるわたくし。
Posted by deco at 2006年06月03日 22:05
流石だよな、俺ら。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) 兄者・・・。
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i 
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/ FMV  / .| .|____
      \/____/ (u ⊃

Posted by at 2006年06月04日 00:40
うーあー
Posted by deco at 2006年06月04日 01:05
オイカワの大量死見つかる

>13日午後5時ごろ、京都府亀岡市余部町の
>曽我谷川で、オイカワが大量に死んでいるの
>が見つかった。府南丹保健所(南丹市園部町
>小山東町)などが調べたが、死因は不明とし
>ている。

 (´・ω・`)  及川が大量にねぇ・・・
Posted by だ・ぞ(・∀・)っд`) at 2006年06月16日 02:55
かわいそう…泣
Posted by deco at 2006年06月16日 03:07
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