2006年12月24日

αμεν★

まあ実際には奴のバースデイも奴自身の存在自体もあやふやなわけなのだけど、一応夜中生まれの奴の誕生日を祝ってやる。

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奴がいたばっかりに多くの血が無用に流された側面を考えると、いかに奴のせいじゃないにせよ、奴さえ十字架で死ななかったら、と腹が立つことは多い。
だけど、奴がいたから人間は己や同胞の獣性に気付く機会も与えられたわけで、私も奴に重たい十字架は背負わされてしまったわ、惚れた弱味でそれを放りだせないわで「もう仕方ないかって気持ちになったりもする。
どっちにしろ、獣性に気付かないままの人間はただの集団生活を送る群体である一生物であって、気付いてしまったから「人間」っていうより複雑な心境(笑)のばらばらな群体になってしまった、イエスはサタンに続き、再び私たちをエデンから追い出したとも言えるのかもしれないよな、とか思ったりもする。
ていうことは、人間が住み着いた場所ならあらゆる場所がエデンであって、神という存在があるなら、イエスっちだのなんだのを通じて、常にエデンから追い出す行為を果てしなく続けているんだろうか、なんて思ったりもする。

だって私ら人間はすぐ忘れるもんな。
自分たちは世界のほんの一部なのに、異物を排除する時にいかに残酷になれる群体に過ぎないか、ということを。それはどんなに文明が発達しようが一度たりと変わらない。

ま、この辺、キリスト教史観でしか語れない物言いで、奴が生まれるずっとずっと昔から、人間は「考える葦」だったりもしたんだけどもね笑。ちなみにソクラテスも碌な弟子を育てなかったなと思うけど、私はプラトン哲学が大嫌いです。あの論理体系の上にキリスト教神学が構築されたから、キリスト教は何だかとても哀しい宗教になっちゃったんじゃないか、とか思ったりする時もある。イエスっちが敬ったあの砂漠の神は、風光明媚な土地のエリートが考えた軟弱な論理性なんかに収まる存在じゃないと思う。もっとエモーショナルで(横文字使うと胡散臭いよね笑)、荒々しく優しい、まさに砂漠という自然そのものなんだろうと思う。
プラトン哲学が軟弱だとか言われてムカついた人は、あの仮定証明の手順がいかに完璧かを私に教えてください(笑)。


話を戻すと、意地悪というか性格悪いですよ奴は。
でもそこがいいし、そこがいいって同意してくれる人が全然いないのってどうしてなんだろうって不思議になるんだけど。だって福音書を普通に読んでると、性格悪いし情緒不安定だし短気だしやんちゃだし。


いずれ、紀元前30年頃のローマ統治下の荒野の広がるあの地では、ああした躍動感や生命力や強さと弱さ、そして知性と乱暴な論理を合わせ持ち、新しいルールの礎となった人物が希求され、それが「ナザレのイエス」という名前で現代まで伝わっている、それだけの話なのだけど、「ナザレのイエス」本人の実在はともあれ、伝わるエピソードの数々に私は惚れたのだし、仕方ないからついていく。
その行為は、「奴の名に基づいて語る誰かについていくこと」とは全く別なので、私は自他ともに認めるクリスチャンにはなれない、というお話。
でも私がいちばんイエスっち思い!(加藤/『バキ』←この台詞は引用箇所からして主観によるものです)笑。


昨日ももし私が突然死したら、絶対無宗教で葬ってくれ、と親に念押しをしたところ、親より先に死ぬ気か、と言われたので、可能性はゼロじゃないだろ、と駄目押しをしてみました。そこで「キリスト教の葬式はロマンティックよね〜」とか(by母)斜め上な同意をされてもにんとも困るのだけど、私は奴について行くと決めちゃった以上、奴の行った場所に辿りつきたいわけで、それはクリスチャンの行き先とは必ずしも同じじゃないと思うし、最終的には宗教の別なんか関係ない境地なんだろうな、とも思ったりする。
だから無宗教がいい。
ついて行き切れなかったらどっかに堕ちるだけだろうし、死ぬ間際にちょっと運命なんかを呪いつつも、自分のなすべき役割はそこそこクリアしたと思えれば、まあ許容範囲なのかな、と思う。


そんな気持ちで来年も奴の後ろを歩くぞ、と、ここまで書いてみると、これって何だか新年の抱負になってたりするから、クリスチャンの人たちの『Merry Christmas & Happy new year』はそんな感じのニュアンスなのかな、とか、今年ちょっと初めて思いました。

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