2007年12月23日

「原料は花のすべての色の気持ち」◆Sherbets『MIRACLE』

そして久々にブクログの方での書評も追加。書評だと、ついついインチキ臭い文体になっちゃうのはご愛嬌です(多分あがってるんだと思う)。

んで、SherbetsニュウアルバムのMIRACLE(初回生産限定盤)(DVD付)(紙ジャケット仕様)ですが、凡そは書評に書いた通りなのですが。

なんていうか、「何なのこの透明感は!」。そういう第一印象でした。
しかも間違えて一番最後の「冷たい愛」から聴いちゃったんですが、それがこのアルバム全てを凝縮して象徴しているような、そして純度がとてつもなく高い、凄まじい緊張感が伝わってくる一曲で(曲そのものは本当に心の芯を癒してくれる、愛そのもののような曲です)、やさいに真正面から見つめられているような錯覚に陥る曲でした。
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やさいのライブに行ったことがある人なら、きっとわかると思うんだけど、やさいのステージにはすごい緊張感と幸福感が溢れてる。
やさい自身はもちろん、メンバー全員が音楽の一部になっている時のライブは、この世界にもまだ残っている数少ない奇跡に立ち合えたような気持ちになれる。
やさいの音楽世界、jet city自体がそういう場所なのだけど、やさいのライブは服装や人種や聴き方を強要してこない。各々、好きなようにただその音を楽しめばいい。

ただ、やさいたちがどんなに音の世界で楽しんでいるように見えたとしても、それは彼らのもの凄く真剣な遊びの姿で、その中で一緒に真剣に遊べれば、間違いなく豊かな体験になる。それがやさいの音楽世界だと、私は思います。

そんなやさいの眼は、すごく真正面で妥協を許さない眼だな、と、インタビューなどの映像を見る度に思います。無駄で形式的な質問なんか許さない。
私はやさいの声にいつもいつも癒されたり勇気をもらったりしながら、自分なりにあがいているのだけど、楽曲を聴く度、いつもやさいのあの真正面の視線が浮かびます。
それが、「冷たい愛」ではびっくりするほど鮮やかにはっきりと起きた、という感じでした。それだけやさいを始め、Sherbetsが真剣に遊んだアルバムなんだな、ってことなんだ、と思いました。

その真剣な眼に応えるように聴かなきゃ、って思いつつ、その純度の高い音の世界に(やさいの声や福士さんのコーラスって楽器の一つみたいだって思いませんか?)酔いしれていたわけですが


後でこのアルバムについてのどこかのインタビュー記事で、「真正面から聴いてほしい」ってやさいが言ってたのを読んで、なんかやたら嬉しくなったり。あ、私の聴き方、やさいがこのアルバムに込めたものからそんなにずれてなかったんだ、って(笑)。


そして真正面から聴くと、このどこまでも心を癒してくれる音の美しさの裏側にある厳しさのようなもの、哀しみや小さな幸福のようなもの、そんな彩りに気付くように思います。
私たちは世界の中で余りに小さくて、私たちの喜びや愛や瑕や哀しみは余りに小さくて、とてつもなく孤独な存在で、そして間違いなくこの世界の一部なんだ、ってことを感じます。そしてjet cityの住人。

ただひたすら優しくて耳障りがいいことが「愛」なんじゃないんだ。
だから「冷たい愛」なんだ。
そして、だからこの曲がこのアルバムのラストに置かれてるんだ。


私は独りだけど世界に包まれて生きてる。
だから、「無理にでもいいから口もとが笑って」、やさいたちが多分新しい音を創り出す度に触れてる奇跡のようなものを自分で見つけなきゃ。

そんなふうに思わせてくれる、まさに「ミラクル」なアルバムが、最新のSherbetsの音でした。


「冷たい愛」その他の試聴&DL購入サイト発見。
 ↓
http://morawin.jp/package/80312140/4988017655863/



ちなみに『カリフォルニアドリーミング』の一部と『Dark Cherry』の一部は、制作時期がわりと被ってるとはいえ、さすがに被り過ぎなので、ここだけはダメ出ししたい(笑)。やさいの他の何かと似てるなーと思って、特定するまですごいむずむずしました笑。


年明けのリキッドでメンバーたちと生の音たちに会えるのを楽しみに、この一年で一番過酷な時期(クリスマス〜年末年始がすごい苦手なの)を乗り切ろうと思います。
posted by deco at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 浅井健一関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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