2005年11月15日

「まんがで読む!防衛白書」のこと◆白書ネタとブログネタ

やー昨日ちょっと気分と天候がよかったからって調子に乗って外出したら、案の定風邪悪化して一日寝倒したでこくーるですこんばんは。まだまだ寝れる。
明日はいよいよ『まんがで読む防衛白書』発売日です。どんな感じに仕上がってるんだろー。
つうか今までの関連記事、自分でタイトル表記決めといて自分で全部間違えてました…。
「まんが」はひらがなで、「で読む!」(「!」は省略可)が入って「防衛白書」です。めんどいので全部直さないけど、夜露死苦っす。.
.
『まんがで読む防衛白書』も『セキュリ』でのお仕事も、やらせて頂くに際して絶対自分で守ってるスタンスはこないだ書いたような気がしますが。
要は「許された条件の中で、できるだけ読み物として成立してること」と「ヨイショ記事にならないよういろんな視点を意識してできるだけフラットな立場で描くこと」と「自分でも楽しんで描けるようにすること」つう、ごく当たり前のことなのですが。
この3つはリンクしてて、私の中では全部同じことを言ってる感じなのですが。。

これは読者様に理解してもらうためにテーマを用意された時の心構えで、宣伝目的の記事の場合は絶対怒られるので(笑)、やっちゃいかんスタンスです。同時に、ヨイショ記事を描かされてると非常に残糞感が残るので、ストレスが溜まってやる気のない原稿になります。

んで、『セキュリ』のお仕事をやらせて頂くにあたって、どこまでが許容してもらえるのか、というのは自分の中でも試行錯誤でした。

んで、TOKKOU営業が何故か成功した後最初にまずやったことといえば、仮テーマを渡されて、「その導入部を○Pの漫画にしてみるように」、というミニテストみたいなことだったんですよ。今までの仕事のコピーは渡してあったけど、弘済会さんとお仕事をする場合、どんな漫画になるかを見たかったようです。
その時お馴染みの3人組を登場させ、割と素直に描いて提出したところ、一切ダメが出なかったんですよ。まず「一人と一匹と一台」というシュール(らしいです)なキャラ構成でも自然に受け入れてもらえたし、許容範囲を掴もうと意識的に少し過激めな言葉(「この空想的平和主義者が!」とか笑)を入れてみたけど、「やっぱキミとの仕事は無しね」って展開にはならなかった(いや実際どんな感じで受け止められたのかはわかんないんだけど)。
だから、実はその後すぐに『セキュリ』の仕事の話が決まり、この3人組で全然ノープロブレムだと返答された時、一番びっくりしたのは私でした。



ま、自衛隊のお仕事に関しては、確かにわりと全般的に非常にナーバスな問題を含んでいることが多いので、テスト漫画のようなわけにはさすがにいかず、メリハリや流れ上の問題提起のために極論を言わせる時には必ずSE/30に「これは極論」と言わせるとか、要はもう少し全般的にフラットな言葉使いや目線で描くように(読者様を私の視点で結論に導いちゃいかんでしょ)は気をつけているのですが。
でも実際には、専門用語の間違いとか些細な修正を除けば、相当自由に描かせてもらえてます。与えられたテーマを自分なりに切り取って纏めて、用語が不適切だったり勘違いしている箇所に修正して貰って描いてる感じです。

「ここをこういう風に描け」と強制されたことはマジで一度もないです。
だから、こちらとの仕事はマジ楽しいです。



漫画版白書のお仕事が私に決まった時も、ことあるごとに「『漫画防衛白書』の方はもっとチェック厳しいし、直しもかなりある過酷な作業だから」と担当の方から脅されて(笑)いたのですが、内容に関して上司の方とサシで話し合いになった時も、要は「クローズアップしたい話題」の解釈の齟齬があっただけでした。むしろ一番長く押し合いになったのは、「特定の特徴を持った人を差別扱いしたと捉えられかねない表現」を残すか残さないかで、こう書くといったいでこくーるは何を差別扱いしたんだ、という感じになりそうですが、それはいわゆるハゲネタでした。

いや、F1ドライバーって、みるみるハゲ上がっていくじゃないですか。
あれは長時間に渡るマスクとメットで頭皮が蒸れるからだそうですよ。

それじゃ、メット常用の隊員さんたちにもハゲ率高いのかな−という素朴な疑問が浮かんだので、ついハゲネタを入れてた(要は個人的に大好きなネタなわけですね笑)わけなのだけど、
「これは見る側によっては差別になる」と言われてしまうと、納得するしかなかったです笑。
そうか。ハゲはあんなにチャーミングなのに、当人にとってはコンプレックスの元なのか。
ハゲヲチャ−として、新たな発見でした。まだまだ甘いな私笑。


なので、「何でここまで直してもまだダメなんだよコンチクショー(←脅されて頭に浮かんだ想像図)」というような事態にはならなかったです。

こちらとのお仕事で、いつも作業的に一番きついのは、ネーム段階から直書きじゃなく文字入れしないといかんことなんですが、それもひとえに専門用語始め、各種説明こそしくっちゃならん、ということと、何より私の字が壊滅的に汚くて解読不可能という点にあります笑。だから自分がわるい。
きれいな字の人は、どうしてきれいな字がかけるんだ。



そんなこんなで、(自分のせいで)辛くも楽しい弘済会さんとのお仕事ですが、逆にこちらのお仕事を頂いたことで、でこくーるの名前で(つうかブログで)発言できない内容も出てきたりもしました。いや、結局ちょこっとしてる気もするけど。
大好きな国際情勢ネタや永田町ネタなのですが、そういった事柄に対する私個人の所感と、仕事での国際問題等のテーマの扱いは必ずしも同じではないし、それは当たり前だ、と思うのですが。

ブログでその辺を思う存分書いてしまうことで、それが仕事上の作品イメージにフィードバックする可能性も、反対に「弘済会さんのお仕事をやってるでこくーる」というプロフィールがブログ記事に一定のイメージを上乗せする可能性も含んでいるわけで、それは私にも弘済会さんにも自衛隊の皆さんにもマイナスになるかな、と思うのですよ。
なので、その辺に触れる話題はできるだけ避けてます。


いやほんとはパリに端を発した暴動問題とかすごい興味あるんだけど。
とりあえず「事態の収拾の余りの困難さに、ドビルパンはついに自らに蒸着を許し、各議員にも宇宙刑事としての真の姿をあらわす時が来たことを示したのだった」という下らない一発ネタを単独エントリまで掘り下げないよう気を付けているのでした笑。



だから何だってことでもない裏話シリーズでしたが、ま、「このでかいお仕事も楽しくやらせて頂きました」ということで、ここを読んで下さってる方々の興味を喚起し、ぜひとも購読に繋げたいな−という私のせこい目論見でありました笑。

防衛弘済会さんからの通販が主体になるようですので、ぜひともお求めのうえ読んでくださいませ。。





posted by deco at 19:02| Comment(7) | TrackBack(3) | お仕事情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>なお、本冊に併せて、ポイントをわかりやすく解説した
>教科書サイズのハンディなものや漫画版も発行される予
>定ですので、それらもご覧いただければ幸いです。

大野前長官もさりげなく推薦
Posted by だ・ぞ(・∀・)っд`) at 2005年11月16日 00:58
マジっすか!
「庁」を抜かしてすいません大野前長官…。

ちなみに今日刷り上がりが来たそうです。
だ・ぞ(・∀・)っд`)さんも買ってNE★
Posted by deco at 2005年11月16日 13:13
買おうと思って防衛弘済会にいきましたが、17年度版はまだ注文できないようです。

>11月中旬発売予定。しばらくお待ち下さい。
広告だけみたいですよ。
Amazonで買えたら楽だったんですが。
Posted by だ・ぞ(・∀・)っд`) at 2005年11月16日 19:44
はじめまして、なも☆彡ともうします。

「まんがで読む防衛白書」ひょんな事から、某所で見つけ拝読させていただきました。

いいですね。
何となくほんわかした感じで好きです。

無骨な感じのある防衛庁ですが、こんな感じでPRしてくれると親しみやすいですね。

これからのご活躍、ひそかに(?)応援させていただきます。
Posted by なも☆彡 at 2005年11月18日 01:05
>だ・ぞ(・∀・)っд`)さん
わたしも早くフォーム作ってほしいです…。。
でも、私の締め切り(押しぎみ)→入稿→校正→印刷まで、かなりハードかつタイトな状況だったようなので、むしろ申し訳ない気持ちでいっぱいです。

>なも☆彡さん
はじめまして!
某所といわれると某所がどこか気になってたまらなくなるから、人間心理って不思議ですね。。
というか、早速読んで頂いて嬉しいです。

私の今回のお仕事は白書の漫画版でしたが、お仕事を通じて見た自衛官さんたちのお仕事は、まず私には(いろんな意味で)不可能な、ハードな世界だったり、ご本人たちはとても気さくで親切な方々だったり、購買に『バキ』が置いてあったり、白書だけでは生の姿はなかなか見えてこないまさにステキな「不思議の国」でした。
自衛隊という組織の存在理由はもちろん、彼らの自衛官として、人間としての思いのようなものも、もっと的確に伝えられたらよかったなあと、ちょっぴり反省してます。
だって各活動に自衛官の方々は誇りをもって取り組んでると思うんですが、派遣問題などの議論番組なんかでは、イメージとしての「自衛隊」しか語られないような気がするんですよね。

今後も(使ってもらえたら)がんばりますので、どうぞ宜しくお願いします。
Posted by deco at 2005年11月20日 01:32
はじめましてmatsuNeと申します。
お忙しい中、コメントいただき、
どうもありがとうございます。

読者の最終的な意見が肯定にせよ否定にせよ、
こういった話題に関し、より多くのターゲット層に
対して入り口を設け、発信するということは
私もたいへん意義のある事だとおもいます。

漫画としても、フラットなテンションと
ちょっと暖かい絵柄の
でこくーるさんのテイストが大変気に入っております。

今後の益々のご活躍をお祈りしております!
それでは、また。
Posted by matsuNe at 2005年12月25日 20:52
matsuNeさんこんにちは!
レス遅れてすみません。書き込みありがとうございます。
仰るとおり、より多くの方にどこかひっかかりを持って頂いて、テーマについて身近な問題として考えるきっかけになってもらえれば、今回の私の仕事は半分以上成功したと言っていいと思います。そうなるようにがんばったのですが、成功しているかどうかは、祈るしかない!感じです笑。

matsuNeさんの文章やご本業もとてもいいなあ、と思いました。陰ながら応援しています。
Posted by deco at 2005年12月28日 22:28
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萌える防衛白書。
Excerpt:   きみと〜いつか行った〜、総合火力演習がまたくる〜♪ (防衛白書をもう一度)   ある筋から、こんな物を発見。 まんがで読む!! 平成17年度防衛白書 (表紙上..
Weblog: だって、なも☆彡なんだもんっ!!
Tracked: 2005-11-18 00:53

うるさいよ戦争戦争って 防衛の話だっていってんだろうが
Excerpt: ■「漫画で読む!防衛白書」はかなり過激 日本政府が刊行しているご存知、防衛白書の 漫画版、「漫画で読む!防衛白書」であります。 もうね、一言で申しますと、 防衛庁の思??
Weblog: おそれいりますがしばらくそのままでおまちください
Tracked: 2005-12-23 19:39

まんがで読む!平成17年版 防衛白書
Excerpt:  昨年とは打って変わった美少女キャラと「てゆーか日本の領海をこっそり潜水艦で横切ったり弾道ミサイル作ってたり 仲良くできっこないっつーの!」、「うるさいよ戦争戦争って 防衛の話だっていってんだろう..
Weblog: 大藤@日本國
Tracked: 2005-12-29 07:18